お知らせ

「手話学習者交流会①」を開催しました

 手話を学んだ経験のある方を対象とした手話通訳者を交えての交流会を開催しました。
 講師自己紹介の後、参加者による自己紹介(もちろんどちらも手話で行っています)。その後、二人組になり「手話で自分の得意なことを相手に伝える」という実践を行いました。ポイントは、手話を読み取ること、読み取れない場合は解らないとハッキリ伝えること、相手がどこまで理解しているのかを確認すること、解ったふりをしないことです。
 また、手話通訳者が「お腹が痛い」という表現を行い、参加者に日本語に訳してもらい、訳し方が様々あることを確認。腹痛を訴えるろう者に遭遇した場合、どう対応すべきかを参加者と共に検討しました。
 その後、「さっきから頭がズキズキする」という表現を他の参加者には隠し、参加者2名にそれぞれ手話で表現してもらい、他の参加者がどう読み取ったのか発表し、その違いを確認しました。

アンケートより「感想」

  • 表現するのは、やはり難しいと思いました。やっているつもりでも、ろう者からみれば「No!」と言われる、難しいです。
  • 自分をPRするのに慣れていないので、それを考えるのが大変でした。理解している手話だけで伝えるのが難しかった。それ以上に読み取りをもっと勉強したいと思いました。
  • 初心者(手話)講習を受けたばかりで緊張して手話も良く解っておらず何を表現したいかも良く分からずオロオロしてしまいました。表情の大事さや、経験が相手に伝える言葉を増やす手助けになる事も肝に銘じ、とにかく話したい気持ちを大切に続けていきたいと思います。
  • 難しかった。初心者にはハードル高いかも、、、。
  • ろう者の気持ちになって学ぶことができた。緊急場面での対応について、あまり考えたことがなかったので良い機会だった。
  • 自分の事を話すことは結構難しかったです。それ以上に、相手の手話を読み取る力がないことが分かってこれからの勉強方法の参考になりました。
  • 健常者のあたりまえを押し付けてはいけないと学びました。手話もたくさん知っているだけでなく、自分を表現したり、わからないと表現したり工夫することも、聴覚障害者とコミュニケーションをとる上でも大事だと思いました。聴覚障害者のもどかしさを少しだけ知れました。
  • 手話を初めてまだ少しで、ほとんど分からなかったです。手話はどんな事なのか知りたいと思い参加しましたが、まだまだ何から始めて良いかも手探りです。手話がしたいのに出来ない、悲しい。
  • 難しかったです。今後は、手話での伝え方や読み取り方を意識して、コミュニケーションの行き違いがないようにしていきたいと思いました。
  • ふだん単語を並べるだけの手話(対応手話)になってしまうので、今日の様々なお話が勉強になりました。通訳の方から教わる機会が始めてだったので、今までと違う角度で考える学習ができました。「聴こえない人の立場になること」を改めて考えて手話の学習をしていきたいと思います。

アンケートより「手話教室への要望、手話にまつわる事で知りたいことなど」

  • 今日のような教室を沢山やってほしいです。
  • 表情や語順、スムーズな手の動きなどまだまだ勉強することがいっぱいです!
  • もっと手話とふれあいたいので教室を開いてほしい。
  • 時間があっという間に経ってしまい、短く感じた。もっと手話通訳士の体験談など聴きたい。
  • 医療用語、介護場面でよく使う言葉や表現も知りたいと思いました。
  • 手話を知る、学べるチャンスが欲しいと思っています。どこで学べるのか?
  • 手話奉仕員養成講座が終了したあと、サークルなどに継続して通うことができていないので、そのあたりの学習ができたらと思います。

次回開催日

次回開催は、7月9日(火)13:30~です。申込受付は1か月前から。
詳細・申し込み先:手話学習者交流会② – ふれあいランド岩手 (fureailand.jp)

次回の内容は未定ですが、今回アンケートで「難しかった」という回答も多いため、自己紹介で発表する項目を事前にお知らせして予習してきていただく等、検討しています。その場合は、申し込み受付の際にお知らせします。また、申し込みフォームにに要望や知りたいことなどの記入を是非おねがいします。参考にいたします。

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