「手話学習者交流会③」を開催しました
手話を学んだ経験のある方を対象とした手話通訳者を交えての交流会を開催しました。
受講者の皆様には「手話を使ったり学んだりしている中で疑問に思ったことや、手話で表現したい文章や単語、手話を使いたい状況」などを考えておく様、事前にお知らせしていましたので、最初にそれを紙に書いていただき、前半はその内容に沿って行いました。後半は下記単語をどう表現するか2人1組で話し合い発表し確認しました。
火事・地震、洪水・津波、聴こえない・聞こえにくい、見えない・見えにくい、危ない・心配、見える・聴こえる、温かい・暖かい、寒い・冷たい、熱い・暑い、逃げましょう(避難しましょう)・逃げてください(避難してください)
受講者に書いていただいた手話の疑問、知りたいこと等(※ 要約・抜粋しています)
疑問
- 指文字でしか表現できない単語はあるか
- 文法について
- 手話奉仕員養成講座の目的
- 感情表現について
- 「自分」の表現について
- 学習のしかた
- 方言はあるのか
- 敬語はあるのか
- どうすれば伝わりやすいのか
表現したい文章や単語
- 〇〇の資格を取る
- 接続詞・接続語
- お手伝いしましょうか?(困っていることはありませんか?)
- 一部分、並べる、逃げる、長ぐつ、布、半分、はりねずみ、ない、変わる・変える、インフルエンザ
- 最初から最後まで、一部分だけでも、半分に分ける、半分に分かれる
- 接客時の表現
- 表情・身体を使った感情表現
- 岩手の観光などの説明
- うがいしてください
- あいさつ、自己紹介、日常会話
- 入荷ますか?いつ入りますか?
手話を使いたい状況
- 手話サークル
- 避難所
- 絵本の読み聞かせ
- 仕事・接客・職場
終了後のアンケートより「感想」
- 堅苦しくなく楽しく勉強できました。時間が短く感じ、もう少し勉強したかったです。
- 交流会への参加が初めてだったので、緊張しましたが和やかな雰囲気で楽しかったです。次回は、具体的な質問を持って参加したいと思います。
- あっという間に終わってしまい、もっと七木田先生の手話を見たかったです。
- 文法ができていないと手話が通じないと思い込んでいましたが、感情を表情に出せるようにしていきたいと思いました。文法にこだわり過ぎず、伝えたい思いをもっと出していこうと思いました。
- 今日はとても楽しく勉強させていただきました。似たような単語の表現方法を上手くできるようになりたいと思いました。まだ顔の表情を上手く表現できないので練習したいと思います。
- 手話は手だけでなく表情で表すのがすごく大事なのだなと分かりました。私は表情で表すのが苦手なので顔を動かすのを普段から頑張りたいと思いました。
- 自分はまだ手話を習い始めたばかりなので、ろう者の方が話していることがまだ読み取れません。今回教えていただいた中で「わからないことをひきずらない」が印象に残りました。途中で読み取りをあきらめることなく、最後まで読み取る努力をしたいと思います。楽しいお話を交え、教えていただきありがとうございました。
- 前回、交流会に参加しましたが、またひと味違った内容で、とても手話表現を学ぶことができました。一つの表現でも、言葉で伝えられない分、難しいですが、そこの部分がすらすらと表現できるようにと思います。
- ペースが早い。
- 楽しかったです。手話はほぼできないので、不安しかない中での参加でしたが、周囲の方に教えていただき、表情などで伝えると伝わることが多いと感じました。
以前の「手話学習交流会」の様子
「手話学習者交流会②」を開催しました(R6.7)
「手話学習者交流会①」を開催しました (R6.5)
次回開催日
次回開催は、11月26日(火)13:30~です。申込受付は1か月前から。
詳細・申し込み先:https://forms.gle/9cySKNNeK5KxsHd27
次回も、事前に学びたいことを記入していただき、それに沿った学習会を行う予定です。