お知らせ

「手話学習者交流会⑤」を開催しました

 手話を学んだ経験のある方を対象とした手話通訳者を交えての交流会を開催しました。

 受講者の皆様には「手話を使ったり学んだりしている中で疑問に思ったことや、手話で表現したい文章や単語、手話を使いたい状況」などを紙に書いていただき、それを元に手話通訳者が手話を学ぶポイントを解説しました。以下、内容の要約です。

 うどん、そば、ラーメンなど麺類の表現について、それぞれ表現していただいた後、正しい正しくないとは別に、伝えたい相手に伝わる手話を試す必要があることについて説明。相手に通じない場合は、反応を見ながら様々なパターンの手話を用いるなどといった柔軟性が必要とのこと。

 ろう者に対して学んだ手話が通じにくいという話から、例えば、学校を卒業したばかりのろう者の場合、学校の中という狭い範囲でしか手話を使っていないことから、手話を使う大人と比較すると通じにくいこともあり得る。例えば「1」という言葉には「最初」という意味合いもあるが、その理解がないために通じないこともあるため、日本語を手話に訳す場合には工夫をしなければならない。

 また、受講者にそれぞれの学習方法について質問したところ、サークル、職場、知り合い、Youtube、ZOOM、DVD、書籍などであった。Youtubeのおすすめは、「しゅわしゅわ。」「かつお手話動画」。

終了後のアンケートより「感想」

  • とても楽しく、考え方、手話に対する姿勢をあらためて学ぶことができました。気持ちが少し楽になりました。ありがとうございます。
  • 手話を使う機会を増やしたいと思いました。参加者の方々の手話表現も見たかったです。手話で会話する時間もあると良かったです。
  • 自分の住んでる地域で対人で学ぶのが大変なことがわかった。今、そばにいるろう者を先生にして勉強しておこうと思いました。
  • 良かった。
  • 質問しやすくて、他の方の質問も聞くことができて勉強になりました。

以前の「手話学習交流会」の様子

「手話学習者交流会④」を開催しました (R6.11)
「手話学習者交流会③」を開催しました (R6.9)
「手話学習者交流会②」を開催しました(R6.7)
「手話学習者交流会①」を開催しました (R6.5)

次回開催日

次回開催は、3月18日(火)13:30~です。申込受付は1か月前から。
詳細・申し込み先:https://forms.gle/9cySKNNeK5KxsHd27

次回も、事前に学びたいことを記入していただき、それに沿った学習会を行う予定です。

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