福祉交流施設「ふれあいランド岩手」の落成開所式が、平成6年12月9日「障害者の日」に行われてから30年となりました。このサイトでは、開館30周年記念事業のご報告や30年のあゆみ等を掲載しています。

岩手県社会福祉協議会 会長挨拶

「ふれあいランド岩手」が開館30周年を迎えるに当たり、一言ご挨拶を申し上げます。
「ふれあいランド岩手」は、岩手県の福祉交流施設として、平成6年12月9日の「障害者の日」に開館し、以来、30年の長きにわたり地域の皆様をはじめとして、多くの県民の皆様に親しまれ、今日に至っております。
岩手県社会福祉協議会は、開館以来、一貫して管理運営を担ってきたところであり、誠に感慨無量なるものがあります。
これまで当施設の運営を支えてくださった利用者の皆様や関係者の皆様、関係機関・団体の皆様に、改めて深く感謝の意を表します。
「ふれあいランド岩手」は、開館当初から「障がい者や高齢者等を含めたすべての県民が、スポーツ・レクリエーション活動や文化活動を通じて、相互交流を行い、誰もが健やかに生活できる地域社会の実現を目指す」ことを施設運営の基本理念として、スポーツ教室や文化教室をはじめ、地域交流事業やボランティアの養成、更には県内各地に出向いての事業など、各般にわたる取組を展開してまいりました。
この間、東日本大震災津波や新型コロナウイルス感染症の蔓延など幾多の苦難にも見舞われましたが、県民の皆様の御支援もあり、昨年、令和6年の8月には「開館以来の延べ利用者数600万人」を達成することができるなど多くの皆様にご利用いただいております。
また、ふれあいランド岩手には当協議会のほか、「岩手県身体障害者福祉協会」や「岩手県老人クラブ連合会」など多くの福祉関係団体が入居し、県内の福祉活動の拠点ともなっております。
今後も利用動向などを機敏にとらえながら県民の皆様に気持ちよく、安心して利用していただける施設となるよう、一層努力してまいります。
結びに、「ふれあいランド岩手」が福祉交流施設として更なる飛躍を遂げられるよう、利用者の皆様や関係団体の皆様の御支援、御協力をお願い申し上げ、御挨拶といたします。
岩手県社会福祉協議会 会長 長山 洋
岩手県知事 ふれあいランド岩手開館30周年を記念して

ふれあいランド岩手が開館30周年を迎えましたこと心よりお祝い申し上げます。
ふれあいランド岩手におかれましては、平成6年の開館以来、長きにわたり歴代の役職員をはじめ、職員が一丸となって安全安心な施設運営に努めるとともに、利用者の多様なニーズを踏まえた各種事業を展開するなど、その設置目的である「ノーマライゼーションの理念の普及高揚」に向けた、たゆまぬ御努力を重ねてこられましたことに対し、深く感謝の意を表する次第です。
近年では、新型コロナウイルス感染症の影響により、利用者数が低迷する時期もありましたが、昨年度は年間19万人以上の方々が利用され、開館以来の利用者600万人を達成したことは、職員の皆様が日々、サービス向上に御尽力いただいた結果であり、心から敬意を表するものであります。
さて、県の総合計画である「いわて県民計画(2019~2028)」では、県民一人ひとりがお互いに支え合いながら、幸福を追求していくことができる地域社会の実現を目指し、社会的に弱い立場にある方々が孤立することのないように、社会的包摂の観点に立った取組を進めることを理念として掲げています。
その一翼を担う障がい者福祉施策に関しましては、昨年度「岩手県障がい者プラン」を策定し、障がい者一人ひとりが、地域の人たちと共に支え合う仲間として、いきいきと暮らし、幸福を実感できる社会の実現に向けた各般の施策を推進しているところです。
ふれあいランド岩手におかれましては、年齢や障がいの有無に関わらず、誰もが参加できるスポーツ教室や文化教室等を積極的に実施していただいております。
これらの取組は、ふれあいランド岩手の基本理念の一つである「誰もが健やかに生活できる地域社会の実現」につながるものであり、利用者の皆様をはじめとする関係各位の御協力が必要不可欠とされますことから、今後なお一層のお力添えを賜りますようお願い申し上げます。
結びに、ふれあいランド岩手の今後ますますの御発展並びに利用者及び関係者の皆様の御健勝、御多幸を祈念申し上げ、お祝いの言葉といたします。
令和7年1月15日
岩手県知事 達増 拓也
開館30周年記念事業について
開館から30年となる令和6年12月9日に「開館30周年記念セレモニー」を行いました。
「記念セレモニー」では、長年にわたり当館主催の事業にボランティアとして協力いただいている3人の方々と、当館の円滑な運営に貢献いただき、ふれあいランド祭の実行委員としても協力いただいている地域町内会5団体に対し、感謝状及び記念品を贈呈いたしました。
また、パリ・パラリンピック2024日本代表選手 小野寺萌恵 選手によるトークショーや、県内の障がい者福祉施設等による野菜や加工品などの販売会「ノウフクマルシェ」を開催するとともに、来館された方々に県内企業のお菓子のお振舞を行いました。詳細はこちら。


年表・トピックス
30年間の行事や出来事を5年ごとにまとめました。下記年度をクリックすると詳細を見ることができます。
平成6~10年度 / 平成11~15年度 / 平成16~20年度 / 平成21~25年度 / 平成26~30年度 / 令和元~令和5年度 / 令和6年度
東日本大震災津波における対応について
平成23年3月11日の「東日本大震災津波」発災後、ふれあいランド岩手は、盛岡市から緊急避難所の指定を受け、被災者支援にあたりました。詳細はこちら。

コロナ禍における対応について
令和元年度末から新型コロナウイルス感染症が蔓延し、感染拡大防止のため、ふれあいランド岩手も利用制限を設けるなどの対応を行ってきました。詳細はこちら。

ふれあいランド岩手 館長挨拶
「ふれあいランド岩手」(以下、「ランド」と表記します。)は、令和6年12月に開館から30周年という大きな節目を迎えることができました。
これもひとえに、施設を利用してくださった県民の皆様や、施設運営に御協力いただいた関係機関・団体の皆様、ボランティアや近隣住民の皆様のお陰と感謝しております。
ランドの整備については、当時、岩手県に対して、身体障がい者が無料又は低額な料金でスポーツ・レクリエーション活動に参加できる「身体障害者福祉センターA型」と、住民の福祉向上のため幅広く利用される「総合福祉センター」の整備を要望する声があり、両施設を併設する方向で検討が進められる中で、単なる併設ではなく、「ノーマライゼーション」の理念(=障がいのある人もない人も、互いに支え合い、地域で生き生きと明るく豊かに暮らしていける社会を目指す)の普及高揚に資する「福祉交流施設」として整備されることになったものと伺っています。
こうした経緯なども意識しながら施設運営に努めてきた結果、開館以来の利用者数は令和6年12月末時点で延べ約630万人を数え、県民の皆様の社会参加の促進、心身の健康増進、相互交流・相互理解の促進などに微力ながら貢献できたのではないかと考えています。
また、ランドは令和6年度に北海道・東北地域では初めて「障害者スポーツセンター」として(公財)日本パラスポーツ協会に登録となりました。
これは、東京2020パラリンピック競技大会のレガシーとして、国全体でスポーツを通じた共生社会の実現に向けた取組を一層進めることが求められる中、地域における障がい者スポーツ振興の拠点としての機能を強化すべく、登録の手続きを進めたものです。
今後とも利用者ニーズはもちろんのこと、社会のニーズも機敏に察知し、時代の要請に的確に応えた対応ができるよう、前例にとらわれることなく挑戦を続けていきたいと職員一同決意を新たにしているところです。
結びになりますが、ランドの更なる飛躍に向けて、利用者の皆様をはじめ関係の皆様には一層の御愛顧と御指導、御鞭撻をお願い申し上げますとともに、10年後、20年後のランドを作り上げていく後輩職員に対しては次の詩を贈り、開館30周年に当たっての御挨拶といたします。
『道』(清沢哲夫著「無常断章」より)
此の道を行けば どうなるのかと 危ぶむなかれ 危ぶめば道はなし
ふみ出せば その一足が道となる その一足が道である
わからなくても歩いて行け 行けばわかるよ
ふれあいランド岩手 館長 近藤 嘉文